正直、
「これは普通じゃない。病院に行かないとやばい」
そう思っていました。
でも同時に、どうしても怖かったんです。
病院に行ったら――
きっとそのまま入院になる。
そうなったら、娘は一人で知らない場所に入院することになる。
家庭の事情もあったし、私はそれがどうしても可哀想で、怖くて、受け入れられませんでした。
だから私は
「なんとか病院に行かずに治せないか」
そう思い続けていました。
入院施設のない、評判がいいと聞いた心療内科に
勇気を出して電話をしたこともあります。
「まずは相談だけでもできたら…」
そんな思いでした。
電話口で、身長と体重を聞かれました。
そして、それを伝えた瞬間――
「それは入院の対象になります。
うちでは対応できません。」
そう言われたんです。
頭が真っ白になりました。
やっぱり入院なんだ。
もう避けられないところまで来ているんだ。
そう突きつけられた気がして、
ますます怖くなりました。
でも、現実はそこで止まりませんでした。
「病院に行こう」と声をかけると、
娘は強く拒否しました。
「病院なんて絶対行かない!」
泣いて、怒って、暴れて――
話し合いができる状態ではありませんでした。
このままだと本当に入院になってしまう。
だから私は、
「入院にならないためにも、ご飯を食べよう」
そう必死に伝えました。
すると娘は、叫びました。
「入院するくらいなら死ぬ!!」
あの言葉は、今でも忘れられません。
あのとき私は、
どうすることが正解だったのか分かりませんでした。
母親として、
助けたいのに、動けない。
怖くて、判断できない。
ただ毎日、目の前の娘を守ることで精一杯でした。
この時期は、
「正しい対応」なんて考えられる余裕はありませんでした。
ただ、必死でした。
同じように
どうしていいか分からず立ち止まっているお母さんがいたら、
あなたが迷うのは、当たり前です。
それだけ本気で子どもを守ろうとしているから。

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